第125回定期 Pfソロ 鈴木 隆太郎 プロフィール

鈴木 隆太郎 (Photo: MarcLacouture)

鈴木 隆太郎 (すずき りゅうたろう)

鎌倉生まれ。2000年全日本学生音楽コンクール小学生の部第1位。栄光学園高等学校を卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院に首席で入学し、ブルーノ・リグットとオルタンス・カルティエ=ブレッソンに師事。修士課程を首席で卒業後の第3高等課程ではミシェル・ダルベルトとミシェル・ベロフにも師事した。その後、イタリアのフィレンツェでエリソ・ヴィルサラーゼのもと研鑽を積み、現在パリを拠点に演奏活動を行っている。

 3歳よりピアノを始め、故山下亜紀子、日比谷友妃子、横山幸雄、浦壁信二、平井京子、ガブリエル・タッキーノに師事したほか、マレイ・ペライア、スティーブン・コバセビッチ、セルジオ・ペルティカローリ、ローラン・カバッソ等の薫陶も受けた。

 これまでに、イル・ド・フランス国際ピアノ・コンクール第1位、エミール・ギレリス国際ピアノ・コンクール第2位、ホセ・イトゥルビ国際ピアノ・コンクールで第3位等数々のコンクールで優勝や上位入賞を果たしている。

又、東京フィル、神奈川フィル、コロンビア国立響、パリ音楽院管、ルイジアナ・フィル、オデッサ国立管、マラガ・フィル、バレンシア管等のオーケストラと共演している。フランスをはじめヨーロッパ各地や南米などで音楽祭への出演やリサイタルを開催し、フランス国営ラジオでの公開録音コンサートなどでも高評を得る。室内楽でも五嶋龍、吉田誠、 Aurélien Pascal、François Pineau-Benoisらと共演を重ねる。2017年、仏クラヴェス・レーベルよりデビューアルバムをリリース。2020年、仏オルトゥス・レーベルから、ドビュッシー、イベール、尾高尚忠の作品を収録した2ndアルバムをリリースし、グラモフォン誌をはじめ各誌から高評を得る。2023年には西KNSクラシカルから三枚目となるデジタルアルバムをリリースした。